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2008年12月30日
『万年筆』~☆浦上俊司

万年筆を使う習慣は無かったのだが、これから一気に増えそうだ。
万年筆で文字を書くのが、ここまで楽しいとは知らなかった。
紙の上を、舐めるように滑るように動くペン先。
紙の上を、流れるように這うように走るペン先。
決して達筆ではない私の字が結構上手く見えるペン先の魔術。
ペンを持つ角度によって、紙の上の字が力強く見えたり、楷書になったり続け字になったり、四角張った字になったりと様々な新発見も楽しめる。
こんな素敵な万年筆との出会いを作ってくれた女性がいる。
彼女は私と同じ研修講師。年齢は知らぬ。
私は生涯ピン芸人なので‘弟子は取らない’と、このブログでも公言しているが「浦上さんの弟子にして下さい!」と連絡をくれた。
お茶を飲みながらのアドバイスで彼女の役に立てるなら私も嬉しい。
確かこの秋だったと思うが、研修本番前の2時間ほど大阪で会った。
たいして立派な話も出来ず、私の言葉で何か気付きを促せたとも思わず、「又会いましょね~」と私は昼からの研修会場へ入った。
それが先日突然、嬉しい宅急便が届いた。
見ただけでかなりの高価なシロモノだと思う。
PARKERの万年筆とボールペンの2本セットだ。
リボンを解き、丁寧に包装された箱を開けると素敵なメッセージカードが出てきた。
「浦上さん、いつぞやは大変ありがとうございました。今後の人生の方向性について、整理できたように思いました。お茶代とコーチング料と出版祝いがず~っと気になっていたのです。クリスマスプレゼントには間に合いませんでしたが、この万年筆で2冊目、3冊目と素晴らしい執筆をして下さいね」と書かれてあった。
自分がした事など忘れていたにもかかわらず、こんなに温かい心のこもった贈り物をされて、不覚にも涙が溢れ出た。
ささくれ立った私の壊れた心にジワ~ッと温かい何かが流れ込んできた。
‘本当にありがとう。本当に感謝です。心からありがとう’と一人静かに呟いた。そして一筋の涙が、いや二筋も三筋もの涙が頬を伝った。
‘ありがとう’以上の言葉が見つからないのが自分でも少し癪だった。
私は一応まだ既婚者なので、倫理道徳上、恋に発展する事はあり得ないが、彼女の優しさが身に沁みた。
万年筆という形を取っているが、私にとってのお守りになるだろう。全国一緒に旅しよう。
今後は本のサインを求められた際は、この万年筆でさせて頂くつもりだ。
年賀状の宛名書きには間に合わなかったが、これから登場する機会が一気に増えるはずだ。
ありがとうございます、感謝。人の心の機微に触れ清浄な涙が流せた先日。
ありがとうございます、感謝。万年筆から始まる新たな物書き人生。
ありがとうございます、感謝。お守りによって、ますますファーが増えるであろう2009年の仕事。
~☆浦上俊司
投稿者 : 浦上俊司| 2008年12月30日 05:52
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