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2008年07月10日
『負の連鎖は続く』~☆浦上俊司

世の中‘偽装’だらけだが、今度はブラジル産の鶏肉だそうな。
しかし中国産の鰻と同様、これが又柔らかくて美味いらしい。
産地偽装は商道徳上許される行為ではないが、ブラジル産だと正直に言ったとしたら購入しない‘受け入れ側’が、もう少し柔軟な姿勢を取れないものか。
何も毒物を混入して出荷したわけではない。しかも安くて美味いのだ。
‘国産は衛生上も完璧で、外国産はルーズな管理体制の下で生産している’とは限らないだろう。
国産がズバ抜けて素晴らしいのは腕時計ぐらいであって、グランドセイコーは世界一の水準を誇るが、その他、車も精密機械も食品も繊維も取り立てて大きな差はないと思う。
それよりも許せないのが、同じ‘偽装’でも教職員採用試験の偽装だ。いや、コネとカネの汚職だ。
常々、警察官や教員といった‘聖職者’のモラルダウンには手厳しく書いてきたが、今回の大分県教育委員会の事件は酷すぎる。
アホな子を合格させるために、定員人数合わせの必要から真面目に取り組んでチャレンジした子を不合格にしたというではないかッ!
どうしても教職者に就きたいと燃える青年たちは、仕事をしながら浪人して教員採用試験を受験する。
その真摯な努力が、ひと握りの親バカが贈った汚いカネで泡と消える。
気の毒でならん。
今回の偽装でエセ教職者に君臨した10数名の子たちは当然のごとく教職資格は一発取り消しで二度と教育業界には戻れないだろうし、社会復帰にも困難な壁が立ちはだかろうが、懸念するのは本人たちが知っていたかどうかだ。
親が勝手に数百万ブチ込んだ場合は、この子たちもある種の被害者だろう。
知らなかった場合はまさに青天の霹靂で、ある日突然クビになるのだ。私が29歳の時にクラボウで経験した絶望と同じだ。
気の毒でならん。
合格してたのに落とされた子たち。
合格する力がなかったのに親のカネで受かってしまった子たち。
共に20代の前途ある青年たちが、大人たちの汚い相関図の中で人生の方向を捻じ曲げられてしまった悲しい事件だ。
ありがとうございます、感謝。子供を愛するがゆえに正義を貫こうと学ばせてくれる‘ひと握りの親バカ’の姿。
ありがとうございます、感謝。大分県は氷山の一角で続々と摘発されるだろうが、兵庫県教育委員会だけは一点の曇りもないと信じれる事。
ありがとうございます、感謝。関学へのコネもカネもなかった26年前の我が家。
~☆浦上俊司
投稿者 : 浦上俊司| 2008年07月10日 18:55
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