« 新サイトオープン:☆高橋宗照☆ | メイン | 『青春の玉手箱 Part2』~☆浦上俊司 »

2007年06月14日

『祈りの形』~☆浦上俊司

浦上俊司

毎朝の起床時と毎晩の就寝時には祈っている。
いや、なにも豪華な祭壇に向かって祈ったり、滝に打たれて祈っているわけではない。

一人静かに目を閉じて、胸の前で軽く合掌して瞑想しているだけだ。
ホテルでなら椅子に座って祈る。
仕事場にしている部屋でなら机に向かって祈る。
たまには布団に入って眠りに引きずり込まれる瞬間、つまり潜在意識が開放される瞬間に仰向けになって祈る。

祈りの内容は‘今日一日、大難が小難に、小難が無難に変換されてありがとうございます’という感謝の祈りだったり、‘明日は我が人生最良の日になるだろう’という希望の祈りだったり、‘今日会った多くの受講生に勇気を与えられただろうか?元気をお伝えできただろうか?’という反省の祈りだったり、その内容は多岐に亘る。

しかし最後に行き着くのは、最愛の息子と娘の人生についてだ。
彼らと接する機会は少ないのだが、友人に言わせると「浦ちゃんは子供への愛情が深すぎるわぁ~」と言われるくらい親バカだ。

いや、決して溺愛したり人に自慢したりと言う類の親バカではない。
私はただ、‘事故にも病気にも無縁で、穏やかな心で豊かに今回の人生を送ってほしい’と思うだけだ。
息子と娘が幸せな結婚をしてくれて、温かい家庭を築いてくれたならば、私は安心して今回の人生を終われる。

しかし、この祈りのベクトルは「今の自分」と「自分の子孫」に向いているだけだ。
「自分を誕生させてくれた先祖」に向いていない。
‘ご先祖さまへの感謝’という日本人なら誰もが抱いている信心の種を、漠然と意識はしていたのだが強烈にイメージはしていなかった。

これに気付いてからは、ここ数日間、祈りの意識を「自分から上」に向けている。
顔が分かるのはせいぜい親とその上の祖父母までだが、さらにその上の‘見えない顔’に向かっても、命に命を繋いで下さった感謝の祈りを捧げている。

翌日、妙にスッキリした自分を発見している。
先祖と子孫は住む世界を異にするだけで、潜在意識では完全に繋がっていると実感する。

ありがとうございます、感謝。ご先祖さまが手を差し延べているとしか考えられないような不思議な救いのある毎日。
ありがとうございます、感謝。本来のふるさとである‘あの世’へ還った時、再会できる‘見えない顔’のご先祖さま。
ありがとうございます、感謝。それでも最後は息子と娘への祈りでフィナーレを迎える祈りの時間。

~☆浦上俊司

投稿者 : 浦上俊司| 2007年06月14日 09:15

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.t-consulting.jp/blog/cgi-bin/mt-tb.cgi/639