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2006年07月23日

『さらば!山本KID・・・』

浦上俊司

昨日の名城のファイトは感動の涙と共に楽しませて頂いたが、私に悲しい涙を誘ったのは山本KIDの総合格闘技でのファイトが見れなくなることだ。

KIDのことだ、きっと明確な人生目標があってこその北京五輪挑戦だろうし、彼の中に連綿と流れるレスリングのDNAがそう決断させたのだろうが、総合のファンとしては淋しい限りだ。

KIDはレスリング出身とは思えないようなハードパンチが売りだった。
特に私が好きだったのがKIDの‘当て勘’の良さだ。ボクサーを超えるような天性のセンスに注目していただけに、あれがもう見れなくなるかと思うと寂寥感が私の脳を支配する。

北京が終わればKIDも31歳。はたしてそこから総合復帰プランはあるのだろうか?
いやいや、KIDは先のことなど考えずに目の前のレスリングに全力集中している事だろう。しかしファンは勝手な想像をする。

今から2年間もレスリング漬けになる身体は、嫌でも前傾姿勢が染み付く。
タックルを切られない闘い方を本能に宿すようになるので、総合復帰は難しいように懸念する。前傾姿勢は必ずパンチをもらうし、ガードを下げれば当然キックが総合では飛んでくるからだ。
総合では、見えない死角から、あり得ない角度で殺人キックが飛んでくる。

31歳という年齢は総合では決して遅くはない。しかし関節地獄や打撃の無いレスリングに漬かり切るKIDの2年間が勿体なさ過ぎる・・・と私は残念に思うのだ。

さらばじゃ、山本KID!今までの感動と興奮をありがとう。

有り難う御座居ます、感謝。名城と一緒に闘ってくれた田中聖二さんの魂。(ほんまにボクシングは命懸けの闘いや)
有り難う御座居ます、感謝。格闘家らしいええ顔をしている名城信男。(武田幸三くらいええ顔やなぁ。格闘家はイケメンではいかん!ええ顔やないと!)
有り難う御座居ます、感謝。亀田和毅のボクシング金メダルと山本徳郁のレスリング金メダルで沸き返るだろう2年後の北京五輪。

投稿者 : 浦上俊司| 2006年07月23日 10:45

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