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2006年05月17日

なわばり

私もそうですが、誰でも「なわばり」というものがあります。
イヌでもネコでもなわばりはあります。
「ここまではいいけど、これ以上入ってくるな!これは俺(私)のなわばりなんだからね!」と。
赤の他人との会話の距離と、親しい友人とのその距離は違います。
さらに愛し合う者同士であれば、さらにその「距離」は縮まりますよね・・・

まぁ言ってみれば、その「距離」は自分とその相手との「心理的な距離」でも
あるわけです。

こんなことは、心理学に興味のある方なら「なぁんだ、そんなこと~」かもしれません。
しかし、この「距離」=「なわばり」を実感したのは、私が学生時代に塾の講師を
やっている時でした。

私は当時中学生の数学を教えていました。
(あ~早いもので、当時中学生だった生徒さんも今では30~33歳くらいになっています)
その時感じたことは、こんなことでした。
(ちなみに座る席順は、この塾ではまったくの自由でした)

・「前の週で成績の良かった子は、今週座る席は先週より1列程度前進する」
・「前の週で成績の悪かった子は、今週座る席は先週より2列程度後退する」

ということなんですね。

またさらにいろいろ調べると、
「前に座る子が概ね成績は良い、もしくは成績はアップしやすい」
「後に座る子は概ね成績は芳しくないし、さらに成績は下降しやすい」
「いつも座る席を定位置に決めている子は、通期通して成績はアップせず、さらにならだかに下降しやすい」

ということも分かってきました。別に成績が悪いからって怒鳴り散らす講師ではありませんでしたが、
生徒さんにとっては、成績の良し悪し=席順の前後を自然と決めていたんですね。
つまり自然と自分で「なわばり」を作り、そこでまた自然と自分の「立ち位置
(ここでは成績)」を決めている
んだなぁ・・・と思ったわけです。

実はこれは大人の世界でもあります!

それが最も分かるのが、研修のときの席順です。
もちろん講師として来ているわけで、各個人受講生の普段の業績など知る由もありません。
(最近個人情報もうるさいですし、余計な個人データはもらわないようにしています)
しかし、だいたいその方々の業績って分かってしまうんですね・・・その座席で
講師である私と自然と「なわばり」を作り、そこで自然と自分の(会社での)「立ち位置」も表現
しているように見えてならないのです。

どこの企業での研修でも大抵そうなのですが、
前から2列までは案外早く席が埋まるのですが、一番前はなかなか埋まらない。
そしてその最前列のアリーナ席(笑)は・・・
「時間ギリギリに研修会場に入った哀れな方々」の指定席
となるんですね(笑)。
だから私はいつも研修会場には誰よりも早く行き、そして誰がどこの席に座るのか?
を注意深く見るようにしています。
誰がどこに座るのか?どのあたりで座るのか?など・・・
つまり、その方々を知ろうとすることが「私の仕事」の第一歩なのです。

そして自然と受講生の方々が無意識で作っていく「なわばり」を観て、研修会場の雰囲気や
「場の流れ」をなるべく早く捉えるようにしているんです。

一度会議や研修会場でもいいので、座った座席位置を客観的に観てください。
まさにその「位置」が「会社における今のあなたの立位置」
かもしれませんよ・・・

(タカハシパートナーズコンサルティング 代表取締役 高橋 剛)


投稿者 : | 19:41 | トラックバック

2006年05月11日

商売の基本

私は仕事を終え、家に帰るとニュースを観る事も多いのですが、
ほとんどは映画を観ることが日課になっています。
ジャンルは問わないし、何度も同じものを観ることも多い。
また最近では昔の映画のDVDが格安で売られていることもあって、
つい「あ、これ観たかったんだよな~!」という映画タイトルを観ると
つい衝動買いしてしまいます。
(映画はかなり観ている方で、それなりに”映画通”かな?と自負していますが・・・)

さて、最近とある映画を入手して観てみました。

もともとは教育用ビデオ(ちなみに保健・体育のビデオではありません・・・念のため(笑))
として作られたものだそうですが、かなりこれに感動してしまったんです。

題名は「でんびんの詩」というものです。(知ってました?)

この映画の内容は割愛しますが、まさに「商売の基本」「営業の基本」
あらためて思い出せてくれる映画でした。
登場人物が少年(それも金持ちの商人の長男なので、結構クソ生意気なガキですが
かなり演技はうまい!!)ということもあり、最後のシーンではかなり泣いてしまいました。
これはこの「クソ生意気なガキ」がかわいそう・・・ということで泣いたのではないのです。

この「クソ生意気なガキ」の姿に、新人のころの「自分」を観た

からです。

売れなかった時の自分・・・

売れなくて毎晩うるさい上司から、たっぷり「愛のある説教?」を真夜中まで受けていた自分・・・

「ちくしょう!今に見てろよ!」と歯を食いしばっていた自分・・・

周りの同期は皆売れているのに、ただ一人売れなかった自分・・・

売れないことで、すべてがイヤになって自暴自棄になってしまった自分・・・ 
など。

これらが走馬灯のように(今は既に40になってしまった)私に一気に訪れたんです。
そしてなぜか・・・ツーっと涙が溢れてきたんです。

そっかぁ・・・俺もこういう時期があったんだよな。

そして上司や先輩の力添えがあったから、自暴自棄になった自分が何とかドロップアウト
しないで頑張って来れたんだよな。

まったく頼りなく、ノリは軽い新人の私にすべてを任せてくれたお客様がいらっしゃったんだよな。

そして・・・(当社の社訓にもなっていますが)
ただ売ろうとするのではなく、またお客様が望むものを売るのでもなく、
お客様のためになるものを売ることが善である・・・このことをあの時ちゃんと仕事を通じて経験させて
くれたんだよな。

(このブログに掲載している浦上先生のお言葉ではありませんが・・・)
自分以外のすべての方々に、本当に素直に感謝できた瞬間
だったんですね。
あらためて「商売の基本」を再認識できた夜でした。
しかし・・・こんなことがないと「再認識」できない自分もいかがなものか?とは思いますね。


(タカハシパートナーズコンサルティング 代表取締役 高橋 剛)


(PS)
先日あるお店に行って、気づいたら新しいヘルメットを買っていました(笑)
まさにこの店員さんの「お客様のためになるものを売る」姿勢が立派で
それに感動して買ってしまったんです。今年の夏はこれで行きます!!

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投稿者 : | 17:55 | トラックバック

2006年05月08日

俺にできたんだからさぁ~

営業の方々(大抵は売れる営業の方)と話していると、次のようなことを聞きます。

「俺にもできたんだから、努力すれば誰でも売れる」と・・・

まぁ確かに個人の意見としては聞けるのですが、これが管理職になった人が
このようなことを部下の前で言うのはいただけないなぁと思うのです。
確かにそう言っている本人は、
「もともとは全然営業に向いていないと思ったんだけど、やってみたら(もちろんかなり
努力もして)結構売れるようになった」と謙遜ではなく、素直にそう思われている方も
案外多いものです。
だから、その次に出る言葉も素直に(それも何ら嫌味なく)言えるわけです。
「俺にもできたんだから・・・」と。

しかしそれを言われた部下の目線に立つとまったく違った見え方になります。
つまり・・・

「だって○○部長は売れたからその立場になっているんじゃないですか~」
とか
「○○部長はもともとから売れている人なんでしょ?
(だから売れないヤツの気持ちなんか分からないよな・・・)」
と。

つまり「もともと全然営業に向いていない」と思っていた○○部長の若い時代を
部下は知らないし、見てもいない。
分かるのは売れて、成功して、それなりに自信を持っている現在の○○部長だけ。

これだけの意識のギャップがある中で、
「俺にもできたんだから・・・」という言い方はまったく部下には通用しないんです。

例えば今あなたの目の前に90歳のおじいちゃんが歩いているとします。
もうお歳ですし、腰も曲がっていらっしゃるかもしれない・・・
歩きもおぼつかないかもしれない・・・
その方を観て、あなたはそのおじいちゃんの「イキがよくてガンガンに働き、遊んでいた」
ころを想像できますか?
もしかして、そのおじいちゃんは「生まれてから今までヨタヨタしたおじいちゃん」なんだと
つい思っていまう自分がいませんか?

そういうおじいちゃんに「俺の若いころはよぉ~」と言われて、確かにそういう時代も
あったんだろうなぁ・・・と頭で理解できても、つい実感してしまうのは
「90歳のおじいちゃん」・つまり現在ある姿しか実感できない「悲しい視点」しか
持てないものです。

これと同じような視点を部下は実感してしまうのです。

だから管理職になって部下に教えるのは「どうやったら売れるのか?」を具体的に
示すしかないのです。絶対「俺にもできたんだから・・・」は禁句ですよ。

(PS)その1
今日用事があって市役所に行きました。周囲を見渡すと高齢の方々が多いことに気が付き
ました。ふと「この方々も青春を謳歌して、その人なりの年齢を重ね、今こうしていらっしゃるのだなぁ」
と思ってしまいました。

(PS)その2
この度、株式会社コンサルジェント様とのコラボレートセミナー企画で、公開セミナーを実施
することになりました!
詳しくはこちらから!です。

(タカハシパートナーズコンサルティング 代表取締役 高橋 剛)

 


投稿者 : | 21:16 | トラックバック

2006年05月02日

はじめまして。二世のコンサル、武井です。

はじめまして。
このたびブログに参加することになりました、
武井です。

二世経営者、継承者のコンサル、コーチング、研修などを行っています。

日本の企業の大半は同族企業です。家族で世代から世代へ継承される、
企業の形態です。キッコーマンや虎屋など、日本には数百年の歴史を誇る
同族企業がたくさんあります。

世界を見ると、デンマークのLEGO、スエーデンのIKEA
(最近船橋に日本の1号店を出した家具屋さん)、リーバイスなど。
世界のトップ企業のリストであるフォーチュン500の内、30%は
同族企業であるといわれています。

これらの大企業から、夫婦だけで営む企業まで、
大小さまざまな形がありますが、
単に企業経営だけの問題でなく、
同族企業には家族、親子、世代、財産管理など、
一般の経営論では語られない、たくさんの課題があるものです。

そんな同族企業ですが、長い間、ビジネススクールなどで
まともに研究されることはありませんでした。

ところが、今世紀に入る頃から米国のビジネススクールを中心に、
同族企業を研究する学者が増えてきました。
その長寿の秘密や企業文化など、経営学はもとより、
社会学、心理学など、さまざまな切り口から研究が進んでいます。

私自身、3代続く繊維問屋の家に生まれ、4代目として育てられました。
父の会社に入ってみると、歴史の重みと業界でのポジションは大きいものの、
経営上の問題、親族の問題など、課題は山積みでした。

父から私へと、事業を受け継ぐ中で体験した様々な出来事、
成功したこと、失敗したこと、そこからの学びなど、
また、その後のコンサルやコーチングでの学び、
米国の学者たちの研究の成果など、
このブログでお伝えしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

二世のコンサル 武井一喜

PS.
先週、私の初めて本が出ました。
「NLPでリーダー脳力をグングン高める法」
出版社:ヴォイス
です。

こちらもよろしくお願いします。

投稿者 : | 17:01 | トラックバック

2006年05月01日

新事業部発足について

本日より人材紹介事業部=キャリアインテリジェンス事業部が発足しました!

           (人材紹介事業部専用ロゴです)
                  ↓ ↓ ↓

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以前より、当社診断のメソッドを使い「採用者と転職者」のお互いのミスマッチ
を減らしたいという考えを持っていました。
また取り扱う職種や分野も、「営業職」「IT職」「外資系」「女性の転職」に特化
した人材紹介をついに発足しました。

またこの事業部発足に伴い、専門のキャリアコンサルタントをスタッフとして
この度当社のメンバーに入ってもらいました。
(今後当コンサルタントにもブログを開始してもらおうと思っています)

当社の強みは、経営・人事コンサルティング業務などで培われた人材育成や
キャリアデベロップメントにおけるメソッドを使った診断ツールを使って
転職者の能力を分析しています。これらツールは採用側の現在の経営課題や
その転職者に期待する分野でその人が十分にパフォーマンスを発揮できるか?
など様々な視点から客観的に観察できるようにしています。
それを転職紹介や転職者の能力アップなどの教育研修システムに活かしていく
予定でいます。

これらは常に企業の経営課題解決に取り組んでいる当社でしかできない
強みあると自負しています。

また詳細は当社サイト内にてご紹介致します。

(タカハシパートナーズコンサルティング 代表取締役 高橋 剛)

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